黄泉の国に訪問

亡くなったイザナミへの恋しさが募るイザナキ。寂しさに耐えきれなくなったイザナキは、死者の国である黄泉の国へと赴きます。黄泉の国を訪れたイザナキを出迎えるイザナミ。その姿は生前と変わらず、イザナキは国へ一緒に帰ろうと懇願します。

イザナミは自分は黄泉の食べ物を食べたので(ヨモツヘグイと言います)、そう簡単に帰れない。黄泉の国の神に許しをもらってくるので、待っていて欲しい。そして「その間、私の姿は見ないでください」と、言い残して奥へと入ります。

ところが、しばらく待っても、待てども待てどもイザナミは帰ってきません。待ちきれなくたったイザナキは、約束を破って奥を覗いてしまいます。そこにはうじ虫と蛇が這い回る、醜いイザナミの姿が……。

びっくりしたイザナキは、一目散に逃げ出します。それを知ったイザナミは「恥をかかせた」と激怒。鬼女(ヨモツシコメ)達に後を追わせます。

まず蔓草の冠を投げつけます。すると山葡萄の木が生えてきて、鬼女達はそれを食べます。その間に逃げるイザナキ。また追いつかれそうになると、今度は櫛を投げつけます。櫛からはタケノコが生えてきます。そしてそれを食べる鬼女達。

ようやく黄泉の国の境まで逃げてきたイザナキ。食べるのに夢中な鬼女達の代わりに、今度は黄泉の国の軍勢がイザナキを追いかけます。イザナキは近くにモモの木が生えていたので、そのモモを取って投げつけます。モモは邪気を払い、黄泉の国の軍団を払います。

地上へとでたイザナキは、大きな岩で黄泉の国の入り口を塞ぎます。怒りが収まらないイザナミは、「かくせば、なが国の人草、一日に千頭絞り殺さむ」(これから毎日千人殺してやる!)と恨みをうたい、この歌に対してイザナキは「なれしかば、あれ一日に千五百の産屋たてむ」(じゃあ一日千五百人産んでみせるよ)と、返します。

こうして芦原中国(アシハラノナカツノクニ)では毎日千人死んで、千五百人が生まれるようになりました。

スポンサードリンク

『イザナギとイザナミの神話』 の記事一覧
  • 日本誕生

    天と地が分かれた所から、日本の創世は始まります。 まず天上界である高天原にアメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カムムスヒといった三柱のが現れては姿を消しました。

  • イザナミの死

    大八島国(日本列島)を産んだイザナキとイザナミは、その後も島を産みます。後に生まれたのは吉備児島、小豆島などの六つの島を生み、国生みは終わります。国生みを終えた後は、二柱の神は次に数多くの神を産みます。 その数は、なんと三五柱。

  • イザナキの禊

    禊とは「水ぎ」ともいい、身体についた汚れを清浄な水で落とすことです。普段は全く意識していませんが、神社の手水屋で手をすすぐのは禊の一つだと言えるでしょう。

退職理由で使われる例文ランキング

最近もパスドラやモンストなど有名ゲームでも名前を見るようになった日本神話の神様たち。それらは日本書紀や古事記を出典としています。僕自身、神話や伝記などが好きだったので、今回まとめてサイトで公開してみました。

Copyright© 2014 日本神話の簡単な流れをまとめました All Rights Reserved.