スサノオのヤマタノオロチ退治

追放されたスサノオは、出雲の国の斐伊川の上流に降り立ちました。そこでスサノオは泣いている娘と老夫婦に出会います。名前を尋ねると、夫はアシナヅチ、妻はテナヅチといい、娘はクシナダヒメだと答えました。更にスサノオが泣いている理由を尋ねると、「ヤマタノオロチが毎年やってきて、八人居た娘のうち七人まで食べてしまいました。今もまた、ヤマタノオロチヤマトノが来る頃で、この娘も犠牲になってしまいます」と、泣き崩れました。

詳しくきくと、ヤマタノオロチはその名の通り八つの頭と尾を持ち、谷や山の屋根を八つも超える巨大な蛇。その目は赤く燃え、いつも血で爛れている怪物だと言います。

“スサノオのヤマタノオロチ退治” の続きを読む

五穀の誕生

田んぼに汚物をまき散らすなど、数々の乱暴を働いたスサノオ。アマテラスを怒らせた罪は重く、高天原の神々はスサノオの追放を決定します。追放にあたってはスサノオは、ひげと爪を切られ、償いの品々を払わされます。ひげと爪は穢れが溜まりやすいと考えられていました。そのひげと爪を切ること身についた穢れを落とすこと、償いの品々を支払うのは罪を償うことを表しています。

こうして高天原から追放されたスサノオ。道すがら、穀物の女神オオゲツヒメに食べ物を求めました。オオゲツヒメは求めに応じますが、鼻や口、尻から食物を出した為、スサノオは汚らわしいと激怒。オオゲツヒメを斬り殺してしまいます。

“五穀の誕生” の続きを読む

天岩戸

「誓約」の後、スサノオは勝った事に調子に乗り、アマテラスの田んぼを壊し、御殿で汚物をまき散らす等の乱暴を働きます。スサノオがやらかす度にアマテラスは弟を庇いますが、調子に乗ったスサノオは止まりません。ついに機織りの部屋に馬の皮を投げ入れ、それによって中に居た機織女が死んでしまいます。

これにはついにアマテラスの堪忍袋の緒が切れ、天岩戸に閉じこもってしまいました。太陽の化身でもあるアマテラスが天岩戸に隠れた為、世界は闇に閉ざされてしまいます。八百万の神々は集まって相談し、思慮の神オモイカネを中心に作戦をたてます。

“天岩戸” の続きを読む

神生み勝負

父神のイザナキの命を受け、アマテラスとツクヨミはそれぞれの統治する国へ赴きます。しかし末っ子のスサノオだけは亡き母神のいる根の国(黄泉の国)に行きたいと、大人になっても泣いてぐずっていました。その為世界の山々は枯れ、禍々しい神がうごめきだし、災いが広がってしまいます。これに激怒したイザナキは、自分の子であるスサノオを追放してしまいます。

神の国を去るにあたって、せめて姉であるアマテラスに暇乞い(いとまごい)(別れを告げること)をしようと、高天原を訪ねます。しかし、その時もスサノオが乱暴に足音を立てた為、山や川、大地が揺れに揺れました。

“神生み勝負” の続きを読む