国造り

葦原中国の主となったオオクニヌシは、さっそく国造りに取りかかります。

その時、海の向こうからガガイモで作った船にのり、ヒムシ(蛾など)の皮で作った衣服をまとった小さな神がやってきました。この神、オオクニヌシが名前を聞いても答えず、共の者に聞いても正体が分りませんでした。そこで物知りなクエビコに尋ねたところ、その神の正体はカムムスヒ(イザナキとイザナミに神生みを命じた別天津神)の子でスクナビコナと判明。そこでカムムスヒに確認したところ、「この子は指の間から零れてしまった子。兄弟となって一緒に国を作りなさい」と、言われました。

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神語(かんがたり)

スサノオの試練を無事に乗り越え、宝まで奪ってきたオオナムチ。国に戻ると八十神を打ち倒して、国土を統一します。葦原中国(地上の世界)の主、オオクニヌシとなりました。

さて、このオオクニヌシは多くの矛を持つ武神、ヤチホコとも呼ばれました。英雄色を好むといいますか、このヤチホコの名前で幾多の女神の元へ通います。正妻はスサオノの娘であるスセリビメ、先に娶っていたヤガミヒメ(因幡の白兎のお話しの時、求婚しに行ったヒメ)は後妻に遠慮して、実家に帰ってしまいます。

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スサノオの試練

スサノオが治める根の堅州国へ辿り着いたオオナムチは、そこで出迎えたスサノオの娘のスセリヒメと恋に落ちました。そんなオオナムチにスサノオは次々と試練を与えます。

最初の試練は、まずオオナムチを蛇が這い回る部屋に通し、その部屋で寝るように命じました。するとスセリヒメがこっそりとオオナムチに布を渡します。この布を振ると蛇はオオナムチを避け、無事に過ごせました。翌日は百足と蜂の部屋に入れられましたが、またもスセリヒメが授けた布で切り抜けます。

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八十神の攻撃

ヤガミヒメがオオナムチを選んだ事で、激怒する八十神達。オオナムチの殺害計画を立てます。

オオナムチを伯多(ほうき)国の手間の山(現在の鳥取県と島根県の境の山)まで連れだし、「ここに赤い猪が居る。上から猪を追い落とすから、お前は下で捕まえろ」と命じます。しかし、落ちてきたのは火で焼いた大石。それをまともに受けてしまったオオナムチは、大石に焼き潰されてしまいました。

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因幡の白ウサギ

スサノオが出雲に鎮座してから長い年月が過ぎ、六代後の子孫、オオナムチ(後のオオクニヌシ)の物語が始まります。

このオオナムチには八十神(ヤソガミ)と言われる、多くの兄達がいました。ある時かれらは因幡(現在の鳥取県)のヤガミヒメ元へ求婚にでかけます。この時オオナムチは兄達の荷物運びをしながら、その後についていました。

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