イザナキの禊

禊とは「水ぎ」ともいい、身体についた汚れを清浄な水で落とすことです。普段は全く意識していませんが、神社の手水屋で手をすすぐのは禊の一つだと言えるでしょう。

命からがら黄泉の国から逃げ帰ってきたイザナキは、身体についた穢れを落とす為に筑紫の日向の阿波伎(あはき)の原(現・宮崎県宮崎市)で禊を行います。

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黄泉の国に訪問

亡くなったイザナミへの恋しさが募るイザナキ。寂しさに耐えきれなくなったイザナキは、死者の国である黄泉の国へと赴きます。黄泉の国を訪れたイザナキを出迎えるイザナミ。その姿は生前と変わらず、イザナキは国へ一緒に帰ろうと懇願します。

イザナミは自分は黄泉の食べ物を食べたので(ヨモツヘグイと言います)、そう簡単に帰れない。黄泉の国の神に許しをもらってくるので、待っていて欲しい。そして「その間、私の姿は見ないでください」と、言い残して奥へと入ります。

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イザナミの死

大八島国(日本列島)を産んだイザナキとイザナミは、その後も島を産みます。後に生まれたのは吉備児島、小豆島などの六つの島を生み、国生みは終わります。国生みを終えた後は、二柱の神は次に数多くの神を産みます。

その数は、なんと三五柱。

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日本誕生

天と地が分かれた所から、日本の創世は始まります。

まず天上界である高天原にアメノミナカヌシ、タカミムスヒ、カムムスヒといった三柱のが現れては姿を消しました。続いて地上がまだクラゲのように漂っている時に、クニノトコタチら二柱の神が現れ、ここまでが男女に分かれる前の単独神(ひとりがみ)。その後に男女対に五組の神々が現れました。この最後に現れた一組の男女が、イザナキとイザナミです。

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三種の神器

剣、鏡、勾玉の事です。最も有名なのはスサノオがヤマタノオロチの体内から取り出した、『草薙の剣』。ヤマトタケルに授けられ、彼の遠征を助けました。

鏡とは『ヤタノカガミ』。アマテラスが岩戸に閉じこもった時に作られたものです。勾玉も同じくアマテラスを岩戸から連れ出す為に作られたもので、名を『ヤサカニノマガタマ』。

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天津神と国津神

最初に居たのが別天津神、タカギの神やカムムスヒの神の事です。この神らは男女の性差はなく、一人で子を産めました。

次にイザナミとイザナキから生まれたのが天津神。高天原の神々の事です。中でもアマテラス、ツクヨミ、スサノオは三貴子といい、それぞれ天上、夜の世界、海の世界の統治を任せました。

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神社の社号について

全国には八万を超える神社があるでそうです。流石八百万の国。神社には『神宮(じんぐう)』とか『大社(たいしゃ)』がありますね。それらを社号といいます。何故同じ神社なのに社号が違うかというと、祀っている神様がそれぞれに違います。

『神宮』とは、天皇家の祖先神を祀る、規模の大きい神社の事です。熱田神宮(アマテラス)、平安神宮(桓武天皇)が有名ですね。

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誓約(うけい)とは

何度か出てきた誓約(うけい)。古代の占いや賭の事ですが、もう誓約と書いて「うけい」と呼ぶのは、日本神話の中だけと思われます。しかしこの「うけい」、現代の日常生活の中でも充分に受け継がれています。

まず最初に出て来るのはアマテラスとスサノオの神生み勝負の時。お互いが産む神の性別を予め宣言し、外れたら負けというものです。その次はタカギの神が行った、「御子に邪心があれば胸を射よ」と宣言して、矢を投げ返した時。矢は野心を持った御子を見事に射殺しました。また二ギギの妻であるコノハナサクヤヒメが行った、炎の中での出産。もし神(二ギギ)の子であれば無事に生まれるでしょうと宣言し、自ら産屋に火を放ちました。そして二ギギの子であったので、炎の中でも無事に三人の子が生まれました。

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古事記と日本書紀の違い

古事記が先に書かれ始め、完成する前に日本書紀も編集され始めました。二つは同じ天武天皇の命によって制作されます。

その理由は、天武天皇が即位される前に起こった古代史最大の内乱『壬申の乱』等により、それまでの歴史書(『天皇記』等)が焼失してしまったからです。各有力な豪族達はそれぞれの家の歴史書があり、しかし天皇家の物は焼失してしまいました。これを憂いた天武天皇が正統な歴史書として『古事記』を、その後に『日本書紀』の制作を命じました。

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古事記とは

日本最古の歴史書で、天武(てんむ)天皇の命によって、大安万侶(おおのやすまろ)が書いて編集したものです。

上巻、中巻、下巻の三巻で構成されています。上巻はイザナミやイザナキ、アマテラスやスサノオと言った神代を。中巻、下巻は推古天皇までの、歴代の天皇の業績が描かれています。

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